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ベストスイマーのあかし ・・かな？
| 我が家でのベストマスターズ賞の反応はさまざまであった。 私はドアを開け「ただいまー」と家に入るやテレビで“ちびまる子”を見ている娘は「おかえりー」と言いつつも、ちびまる子にくぎ付けになっていた。 妻は夕ご飯の支度で台所に立っている。台所は対面キッチンになっているのでテレビは正面に見ることが出来る。 当然の如く“ちびまる子”を見ながら何やらこしらえている。 大会の日は終了後、反省会ならぬ打ち上げと称した飲み会が毎回あるので、出掛けに当たり前のように「試合の打ち上げがあるので帰りが遅くなると思う」と言って出た。 二人とも“ちびまる子”のやっている時間に帰ってくるなんて思っていなかったようで不意を付かれたようだった。 この時間に帰ったということは打ち上げがなかったことになる。案の定、妻にそのことを聞かれた。ジャパンに到着するや、皆、すーと帰った。そういえば去年もやらなかった気がする。 |
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| さっそく、バックからベストマスターズ賞と掘られたプレート付きのトロフィーをどうだと言わんばかりに見せた。 娘は立派なトロフィーをみて「すごいねェー」といい。持った瞬間「うぁー重い」「ピカピカ輝いているねェー」と驚きの表情を見せてくれた。その言葉を聞いて気を良くした私は「この台座は大理石だぞ」と言うと、「そんな訳がないよ」と、冷静な大人のお言葉。この段階ですでに気持ちは“ちびまる子”に戻っていた。切り替えの早いやつだ。 いっぽう、妻の方は手を休めることなく「なぜ貴方がもらったの？」「一人で泳いだの？」「そんなに速かったの？」 等など、発する言葉尻にクェッションがつく。そう言いながらも持たせてやると「ほう重いねェー」と言った。いくつかのやり取りが合った後で、妻のきめ台詞は「でも、これって名前もないし誰かがもらったのを貰ってきたんじゃないの」言われたとたんにガクっときた。さらに「芸能人の中にはゴルフや何々賞とかもらって邪魔だから人にあげちゃうって・・・」完全に信用していない、明らかに遊ばれている。 |
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| もうこの二人は諦めて京都にいる長女に写メール送ることにした。 私の携帯にはカメラがついていないので妻の携帯を使う事になる。 「嫌がるんじゃないのう」とか「迷惑なんじゃないの」と、やや長女の気持ちを代弁しているような・・・。 なんだかんだ言われながらも使わせて貰うことになり、胸を張りＶサインをして撮ってもらった。 なかなか良く写っている。 簡単なメッセージと、せっかくだから壁紙にしてはと書いて早速送信してもらう。 きっと喜んでくれるだろう。 返事は翌日きた。 どうもサークルの仲間に見せたらしく、みんな「面白そうだね」とか「若そうだね」とか「すごいね」とか言ってるよだって。 人が言ったことより君の感想や言葉はないのか。と思っていると最後に「壁紙はチョット・・・」ときた。 （まぁこの気持ちは解からないでもない） わかったことは、わが家族は私が水泳をやってどんな大会に出ても、タイムが何秒でもあまり関心がないと言うことだった。 |
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| でも、妻の「なぜ」の疑問は実を言うと私にもわからないが「貰えちゃった」という感じがある。それでも私はベストスイマーだけが手に出来るトロフィーと持っている。 表彰式終了後、控え室に戻れば今回一緒に出場した皆さんから掛けてもらった言葉が暖かく、一番嬉しかった。 集合写真を撮ったあと、なぜか早く出よう、早く帰ろうをせかされ慌てて開場を後にした。 帰りのバスの中で一部の方に話しましたが沖縄の海はとてもきれいです。 皆さん来年のオープンウォーター（海で泳ぐ大会）座間味大会に出るよ。 開催日は6月11日（土）の予定です。行きましょうね。 |
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―指南役― |
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―――編集後記―――
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4校からの参加も久しぶりなので、最後に記念撮影！ 楽しい大会でした。 |
『来年の香川県マスターズで又会いましょう！』  |
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 Ｂｙ 山本 |
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